1966-10-18 第52回国会 衆議院 決算委員会 第4号
その後、ブドウ糖の酵素糖化法による生産方式が工業的に完成いたしましたこともありまして、生産力は急速に増大いたしまして、またブドウ糖に対する需要も年間おおむね二十万程度の販売実績を有するまでに発達いたしたのでございます。
その後、ブドウ糖の酵素糖化法による生産方式が工業的に完成いたしましたこともありまして、生産力は急速に増大いたしまして、またブドウ糖に対する需要も年間おおむね二十万程度の販売実績を有するまでに発達いたしたのでございます。
以上、今回の調査の目的であります暖地におけるビート及びビート糖業の振興問題についての調査の概要を申し上げましたが、われわれは、本件のほか、酵素糖化法による精製ブドウ糖工場である岡山市の林原産業株式会社、大村市の長崎農産化工株式会社、熊本県阿蘇郡阿蘇町びんかき開拓地の営農概要、福岡県三瀦郡三瀦町における水田裏作大型機械化実験集落、福岡県山門郡山川町における福岡みかん共同撰果所、長崎県諫早干拓、長府大干拓
それから、もう一点、ブドウ糖の育成事業に踏み切っておられますが、前長官、前第二部長以来、酵素糖化のブドウ糖もしくは結晶ブドウ糖の育成によってイモ作は安定する、こういうことを本委員会並びに当小委員会においてるる述べておられるのでありますけれども、その際に、前長官は、イモという作物は成長性のない作物であるとも言われており、先ほど芳賀委員の質疑に答えられた安田新長官の答弁は、前須賀長官と違って、まさにイモ
そこで、どういうところで結びついていくかというと、結晶ブドウ糖なり酵素糖化のブドウ糖なんです。 そこで、特に第二部長に伺いたいのですが、一体、酵素糖化のブドウ糖や結晶ブドウ糖というものはどういうふうに利用されているかという利用の実態について、当方でもいささか調査いたしておりますから、その農林省の調査の経過を速記録にとどめておきたいと思いますのでお話し願いたいと思います。
○寺島小委員 そこで、その答弁をそのまま肯定いたしますと、結局飛躍的に結晶ブドウ糖なり酵素糖化ブドウ糖なりを伸ばしていくためには、どうしても普通の砂糖に強制的に混糖させる工夫を講じていかなければならないと思いますが、これに対していかように考えておりますか。
先日この委員会におきまして、あなたの部下であります食糧庁長官すなわち政府委員の答弁において、サツマイモはこれは大きな目で見ると斜陽作物であるという分類をせられたのでありますが、斜陽を斜陽でなくすることもまたこのブドウ糖の育成強化につながる問題であろうと思いまして、私もきわめて情熱を傾倒いたしてこの育成強化を見守っておりますけれども、実情は、どのくらい酵素糖化の、もしくは結晶ブドウ糖のそれらのブドウ糖
むしろその方を積極的にやっていって、消費者にそれをしっかりなじませれば、衛生的にもいいものであるし、最近における酵素糖化法がだんだんできてくれば、九九%に近い含有糖分があるのでよくなって参ります。こういういいものでも、何ぼ理屈ばかり言っておっても、売れなくてはしようがない。売らせる方法を考えなければならぬ。
それの方が見捨てられるような格好——この間も関係者が見えましたが、酵素糖化法ですか、これはなかなかりっぱなものですが、相当いいブドウ糖ができていますが、両方並べておいたらどっちを買うかといいますと砂糖を買います。
○堀本宜実君 ちょっと伺いますが、酵素糖化に将来切りかわっていくだろうと思いますが、その場合酵素の規格といいますか、酵素に対する権威といいますか、力価といいますか、その力の価というものを、何かの基準によって、でき得る限り低廉な価格で供給されるように指導をする必要があろうかと思うが、その点についてはどう考えられますか。
キロ百円前後でございまするので、酵素糖化法、これも一般論で恐縮でありますが、工場の規模によってコストはもちろん違いますが、一般的にわれわれが標準的に考えておりますコストは、精製ブドウ糖であれば八十円以下、それから結晶ブドウ糖でも九十円内、かように考えております。
農林省が酵素糖化育成に踏み切られたことは、大へんけっこうなことだと思うのですが、その前に酸糖化法による企業の育成に相当努力をした、それが日ならずして酵素糖化という新しいいわば技術革新が出てきた、生産費が酸糖化法と酵素糖化法とどの程度違うかということが第一点。
従いまして、ひとりビートばかりではございませんが、最近の澱粉の酵素糖化法による甘味資源等においても十分今後施策をいたしまして、これらの輸入の防遏に尽くしたい、こういうふうな考えを持っているわけでございます。
澱粉の処理等については、非常にこれは農民の生活安定に大事な問題でございますので、そこで今の酸化法よりもっと進んだ酵素糖化による結晶ブドウ糖がなかなか成績がいいということから、しかも生産コストがビートよりも安くなるだろうというようなことでございますので、かような面を十分政策に織り込んで増強するならば、甘味資源というのはビート糖ばかりではなく、こういう方面に大いに展開するだろうということを期待しながら今後
今後酵素糖化というようなことで甘味資源の非常な革命があったというような場合を仮定すると、これはまた非常に大きな問題が起こる。ことに砂糖の自由化ということになりますと、そういう大きな危険負担をするということになった場合に、だれが一番犠牲を払うかという問題も考えなければならぬでしょう。
私どもが心配する一つの問題は、今、時代は、なるほどテンサイ長期計画というものが進められておるわけでありますが、一面において酵素糖化の時代に順次なりつつある。そうした場合に、日本の甘味資源というものは、必ずしもすべてがテンサイにたよらなくてはならぬというだけのものではなくて、あるいはバレイショ、それからカンショ、こういうものに向く時代が早急に来るのではないか。
○川村参考人 先ほど、酸糖化の問題、酵素糖化の問題で説明いたしましたのですが、昭和三十三年四月結晶ブドウ糖の育成要領を出されました当初は、われわれは酸糖化法というものに全面的努力をして参ったわけであります。その間、連続糖化方法あるいはバッチ・システィムの方法と二通りございまして、あらゆる努力をいたしたのでございますが、いかんせん、技術的な問題になりますけれども、ブドウ糖の分解率が非常に低い。
それから、もう一つ、酸糖化でこの酵素糖化の生産費と競争するといってみたところで、これは、御承知の通りに、アメリカなんかのグルタミン酸ソーダなんかでも、初め酸糖化でやっておったのが、酸糖化でやりますと設備が消耗品になってしまう。腐ってしまう。
先ほどおっしゃいました酵素糖化法によって精製ブドウ糖が砂糖に対抗する、かようなお考えでございますが、私の考えは、酵素糖化法の製造方法は、いわゆる率の問題になりますが、分解率DEが大体九七、八まで上がります。
これは当然のことで何も反対する理由も何もないわけですが、ただ、今申されたように、この澱粉の糖化の問題については、酵素糖化法が国内にもできるようになったし、おそらく農林省の方針なんかもそっちの方向にいくんじゃないか、まあ相当、技術的にいっても、この外資導入とコンぷロー社の酵素糖化法と、それから国内の酵素糖化法も技術水準においては大した変わらない形に技術的に進歩してきておる。
それから、精製結晶ブドウ糖の問題等につきましても、昨年、政府の方針によりますと、政府の買い上げ手持ちの澱粉についてはその全量を結晶ブドウ糖の原料に用いるということが方針として明らかになっておりますし、国内においても相当結晶ブドウ糖の酵素糖化法による企業化というものは進んで、相当の量産も期待できるというところまで来ておりますし、また、一方には、アメリカのコーンプロ社等が日本に資本を持って結晶ブドウ糖企業
その後国内で酵素糖化法が技術的にも完成し、一面、外国の技術を導入して酵素糖化で企業化するというような動きもございますので、すでに生産を開始いたしております糖化法によりまするものと、今後新たに企業化されますものとの調整が現実に具体的な問題になって参るわけであります。
それで、先ほど私が申し上げましたように、今後は酵素糖化法と酸糖化法との両方が実際企業化されて参りますので、酵素糖化法の方の原価計算もいずれははっきりとしたものが出て参ると思いますし、また、酸糖化法の方の原価計算ももう少ししっかりしたものも出て参ると思うわけであります。
○松浦(定)委員 まあ意見なら幾らでもあるわけですから、その機会に申し上げることにいたしまして、次に、結晶ブドウ糖の問題で、特に最近酵素糖化法ということで躍進的な発展をしておるということで、いろいろ当局において御検討願っておるようでありますが、最近聞くところによりますと、外資を導入して一部の人が新しい設置をしたいというような動きがあるということであります。
それは具体的にどういうことにあるかと申しますと、これが技術の革新ができ、酵素糖化法等の新しい製法が発明されておる段階でありますけれども、まだまだブドウ糖工業が産業として大きく確立するには多少の時間がかかるので、その間について政府の手持ちの澱粉をある程度安く、三十七・五キロが千四百五十円で払い下げられたようでありますけれども、もう少しこれを値下げをしまして、そうして、これをいつまでもというわけじゃありませんが
特に新たに進めて参りたいと考えておりますのは、酵素糖化法というような問題がかなり見通しがついておりますので、その研究、さらに最後のブドウ糖の作成におきまして、徐々に結晶させるのではなくて、一挙に乾燥さして経費の低減をはかるという方法を考えて参りたいというふうに葦おるわけでございます。 次のページになりまして、特別研究費という項目がございます。
たとえば最近問題になっておりますブドウ糖の問題でも、酵素糖化によるブドウ糖業は非常に優秀だ、従来の酸糖化のやり方は非常に将来はまずいのだろうという見通しがおよそ明らかになっておる際に、酸糖化のブドウ糖工場に金融をするというようなことは、農林政策としてはあるいは押さえねばならぬかというような気持もいたすわけですけれども、これはその委託銀行の方でべースに乗りさえすれば、政策のことはあまり考えずにどんどん
○北村暢君 そこでお伺いしたいのは、酸糖化法によって十五万トン目標に五カ年もかかってやろうということのようなんですが、この手持もの二十二万トンの処理の問題と関連をして、酵素糖化法による結晶ブドウ糖の工業化、これを岡山の林原君ですか、そこで今年試験的に日産五トン、来年の三月末、日産百五十トンの生産設備をする、それからさらに来年の末には日産六百五十トンの生産できる工場に持っていこう、年間約六千万貫の澱粉
○政府委員(須賀賢二君) 結晶ブトウ糖の育成計画を農林省で考えている段階において、酵素糖化の問題を考慮しないで進めたかということでございますが、これは現在の酸糖化法の納品ブドウ糖の育成対策を立てまして、それを実行に移します段階におきましては、酵素糖化法は実際にそういう技術が実用化されるという段階までの確認はいたしておらなかったのでございます。
それは酸糖化法と酵素糖化法の問題が新しく出て参りましだ。酵素糖化法は非常に有利である。これは小枝政務次官が衆議院の農林水産委員会で参考人を呼ばれて聞かれているようですから、もうすでにはっきりした事実として出てきていると思う。政府のとっている甘味十カ年対策、一体今の結晶ブドウ糖の工業の育成というものに対しての計画の概要を簡単に御説明願いたいと思います。
先ほどから寺島委員がいろいろ御研究になった御意見を発表されたのでございますが、それらに加えて、先般この農林水産委員会で参考人として呼びました福本博士の酵素糖化法もあるわけでして、実際にそれを事業としてやっておられますところの林原さんの工場、これを、衆議院から井出議員とそれから松浦委員、足鹿委員が実際に岡山まで行って工場を調査してきたわけなのでございますが、ここでこの両人が陳述されました事項と一つも変
一般の砂糖にいたしましても、いろいろ調べてみますと、これは酵素糖化による粉末ブドウ糖以上にとても不純物がたくさんあるのでございまして、ああいうものから比べますと、この酵素糖化による粉末ブドウ糖というものは実にまだ純度が高い、こういうふうに考えておるのでございまして、農林省といたしましては、薬用結晶ブドウ糖でなければいけない、こういうお考えも多少あると思うのでございますけれども、ここを一つ踏み切られることが
先ほど、酵素糖化法でいくと、乾燥澱粉の方でなくてなま澱粉を原料としても製造が十分容易だという御説明がありましたが、そうなると、これは、原料価格の面において、なま澱粉を使った場合と精製澱粉あるいは米粉澱粉を使った場合で製品のコスト上に相当の差異が出てくるというふうに考えられるが、その点は大体どういうことですか。
今の得失表からいきますと、濃度が酸糖化の場合は二十五、酵素糖化の場合は五十ですから約半分で済むわけです。ところが、糖化時間でいくと酸糖化が六十分で、酵素糖化の方が二十四時間から四十八時間。そうしますと、かりに中をとって三十時間としますと、三十倍かかるということになるので、糖化槽が非常にたくさん要るということが一つあります。
これは酵素糖化にとりまして非常にやりやすい澱粉であります。地上でできましたトウモロコシの澱粉、それからマイロスターチ――コウリャン澱粉、かようなものは、酵素糖化はできるのでございますが、前段階の液化が困難なのでございます。従って、アメリカ、イギリス、ドイツ、欧米各国で酵素糖化というものが生まれなかったということは、やはりそういう点にも原因があるのじゃないかと思います。
その理由は、従来からわれわれは結晶ブドウ糖の育成ということについて努力をして参ったのでありますが、従来からやっておりました酸化糖化の方法では歩どまりが非常に悪く、大体七〇%程度の歩どまりと思うのでございますが、この歩どまりのために砂糖との価格関係におきまして非常に無理があって困っておったのでございますが、最近この酸化糖化のかわりに酵素糖化というものを業界で始めて、そうしてその結果は非常に期待されるものがあるのでございます
従いまして、先ほど御報告のありましたような、ただこれを結晶ブドウ糖ばかりでなしに、酵素糖化であるとか、あるいはそのほかいろいろ生産のコストを切り下げて糖化するというような問題もいろいろな方面から検討している段階でありまして、近くお話のように一つ積極的な澱粉の消化方法を検討いたしまして具体的な計画を立てたい、かように考えまして、今いろいろな方面から検討をいたしている、さような事情でございます。